機能性表示食品制度/生鮮食品の届け出情報公開/「ミカン」「モヤシ」

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消費者庁は9月8日、生鮮食品を含む4品目の機能性表示食品の届け出情報を新たに公開した。生鮮食品について、届け出情報が公開されるのは今回が初めて。農産物の機能性表示食品の第1号商品は、「三ヶ日みかん」と「大豆イソフラボン子大豆もやし」となった(=別表参照)。今後、農産物の機能性表示食品は増えてきそうだ。
 温州ミカン「三ヶ日みかん」の機能性関与成分は「β―クリプトキサンチン」。同食品には骨の健康に資する旨の表示が可能になった。温州ミカンは14年5月の検討会の段階ですでに、農林水産省が、骨の代謝の働きのサポートに関する機能性試験の結果や、安全性データなどを公開していた。
 「三ヶ日みかん」の届け出者である静岡の三ヶ日町農業協同組合は、農水省の協力を得て届け出情報をそろえた。
 「三ヶ日みかん」は、わせ品種の出荷が開始となる11月1日を発売予定日としている。
 「大豆イソフラボン子大豆もやし」の機能性関与成分は「大豆イソフラボン」。同食品についても、「骨の健康」関連の表示が可能となった。
 農産物の機能性表示食品が増えてくれば、農産物を取り扱うEC事業者にとっても新たな商機が生まれそうだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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