【人】 <ヤマとカワ珈琲店 川下康太代表> 試行錯誤と変化の10年間(2025年10月23日号)

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 ヤマとカワ珈琲店(本社長野県、川下康太代表)は、14年に長野県にある古民家を改装して、喫茶店の営業を開始した。そこからECサイトを立ち上げ、25年5月には、約5万店の中から優秀なECショップが選ばれる「カラーミーショップ大賞2025」で上位10ショップに贈られる 優秀賞を受賞した。
 もともとは「転勤や景気の影響を受けやすい会社員の生活よりも自分で仕事を作りたい。その方が向いているかもしれない」(川下代表)という思いから喫茶店を開業したという。
 「カフェで働いたことも、焙煎の学校に通ったこともなかった。でも日常の中で、自分で珈琲を淹れたり、豆を焙煎したりしていて、せっかくやるなら好きなことをやりたいと思い、珈琲店を始めた」(同)と話す。
 当初は「商品力やこだわりがあれば大丈夫」と信じていたという。まずは店舗で朝9時から珈琲の提供を始めた。「昼にも開けているなら」という理由で軽食も提供していたという。軽食の提供と、珈琲の自家焙煎で店を回していた。
 しかし、次第に仕込みが追い付かなくなったことや、川下代表自身が本当にやりたいことと向き合った結果、

(続きは、「日本流通産業新聞 10月23日号で)

<プロフィール>
川下康太氏
 大学卒業後、建材メーカーの営業職に従事した後、14年に「ヤマとカワ珈琲店」を開業。現在は愛されるブランドづくりの支援も手掛ける。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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