【NB健康食品】 〈インタビュー〉レインボー 見山敏プランニングディレクター/”ごきげん”テーマに組織を構築

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 世界38カ国で特許を取得した素材「プラチナダイヤモンドフォトン」をテーマにした製品シリーズで事業を展開する、レインボー(本社神奈川県、中村維孝社長)は17年10月、乳酸菌を主成分にしたサプリメントによる新事業に乗り出した。新事業の戦略立案と教育に、ネットワークビジネス業界でモチベーションアップ講師を務めてきた見山敏氏(ソフィアビジョン研究所・代表)を迎え、組織拡大を狙う。見山氏の経験の集大成となる新たなビジネストレーニングも開始。動画やSNSを活用して、20~30代の若年層の獲得にも挑む。社外取締役に就任した見山氏に立ち上げの経緯や事業の展望について聞いた。

 ─17年11月に事業を開始した。現状はどうか。
 現在、約400人が登録しており、セミナーを通じて徐々にではあるが手応えを感じている。今期(19年3月期)の計画では3月までに1000人、9月には5000人、年内に1万人の会員獲得を目指している。
 既存の寝具販売を中心としたレインボーの活性化も狙っている。既存組織は高齢化が進んでおり、自らがビジネス活動を行うことは難しい。そのため、既存会員の親族や知り合いの若い人をセミナーに来てもらえるよう促している。
 セミナーに集客するための専用チラシもこちらで用意した。私は、NBのほか、通信教育などさまざまなビジネスに関わっており、アナログの手法も有効だと考えているからだ。
 ─報酬プランをシンプルにしたことも好評だ。
 報酬プランは、既存組織のプランを維持しつつ、「オーロラプラン」という新たなプランを構築し、ツインプログラムで展開している。オーロラプランは、8段階のレベルボーナスとシェアボーナスの2種類で、極めてシンプルにした。既存組織のリーダーからも「分かりやすい」「安心してできる」と好評を得ている。
 ─ウェブを積極的に活用した販促を計画している。
 20~30代の若年層をターゲットにし、SNSや動画などのウェブマーケティングを推進することを計画している。ウェブを使って当社の商品を積極的に発信し、関心のある人との接点を作り出すという考え方だ。
 そのほか、NB初心者でもプレゼンテーションできる資料を制作した。会報誌「レインボー通信」もPDFにして、メールで配信できるようにしている。
 これまでの活動は、商品の良さだけをフォーカスしすぎた面がある。社会の課題解決の手段の一つとして、NBを通じて自立した人生を送ってもらう手段という考えを広めたい。
 ─「チョベリグごきげん音頭」という歌を作った。
 セミナーを楽しくということを主眼に置いた。乳酸菌をモチーフに、善玉菌や悪玉菌の寸劇も企画、「チョベリグごきげん音頭」も作った。
 過去の経験から、楽しいコンテンツを作れば、セミナーの集客につながることは分かっている。九州のセミナーで披露したが、会員には好評だったので他の地域にも広げていきたい。
 ─これまでの経験を生かした新たなビジネストレーニングも始める。
 「ドリカムスクール」というタイトルで、ビジネストレーニングを始める。自動車の運転と同様、NBにもルールとマナーがあると考え、副題に「ネットワークビジネス教習所」と銘打っている。
 これまでのコンサルティング経験を生かし、初心者の会員向けのトレーニングとして「マインドマネージメント(MM)講座」と「NB成功講座」、スマホなどの活用方法を伝える「らくらくiPad講座」の3種類を始める。それぞれ8回ずつ行う計画だ。
 ─新たな事業でめざすことは何か。
 「ごきげんな仲間づくり」をテーマに組織を構築したいと考えている。しあわせ波動発信企業という原点に立ち返り「愛をかたちに」というシンプルな行動理念の徹底を図り、クレームゼロを目指すだけでなく、社会から尊敬される理想の組織づくりを目指す。
 あらゆる主宰企業の報酬プランを考慮し、簡単に取り組める仕組みにした。3人に伝えれば製品代金が半額に、6人に伝えれば無料になることが特徴だ。地域に密着して、7~8人の小集団の組織づくりにこだわっていきたい。温活・腸活「ご機嫌会」の全国組織を展開していく。
 温活のパイオニアとしての実績+腸活の相乗効果啓蒙運動を展開し、生涯現役社会をつくり、社会に貢献していきたい。


〈プロフィール〉
見山敏(みやま・さとし)氏
 愛媛大学工学部卒業後、オムロンに15年間在職。沖ヨガと出会いによってヨガ成功哲学を学び、難病を克服する。その後、自らの体験を生かした独特の成功哲学を確立し、組織活性化コンサルタントとして数多くの企業で事業拡大に貢献。成功哲学プログラムの開発、企業研修、著作活動など活躍中。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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