【出版社の通販】コンテンツ力で差別化/カタログ強化、外部媒体利用進む

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「雑誌」フル活用で差別化カタログ強化、外部媒体利用進む
 有名出版社が通販事業を強化している。自社媒体を活用した販促策に加え、外部媒体も活用した展開も目立ってきた。雑誌販売数が全体的に伸び悩む中、通販ページを掲載する媒体を増やしたり、カタログ展開を強化することで新規顧客の獲得に結びつけている。

 集英社、小学館、新潮社、ハースト婦人画報社は、雑誌に通販ページを掲載しているほか、定期発行するダイレクトメールで、雑誌読者を通販の顧客に育成することに成功してきた。さらなる成長に向け、読者以外の顧客の取り込みを活発化させている。
 ハースト婦人画報社は講談社のウェブマガジン、新潮社は百貨店の通販カタログの活用に乗り出している。自社商品の販促を共同で行い、既存の顧客層とは異なるターゲットにアプローチしている。
 各社は、出版社ならではのコンテンツ力で競合他社との差別化につなげている。

(続きは、「日本流通産業新聞」1月1日号で)


■掲載企業
・小学館 連動媒体増で新規獲得へ
・集英社 今期売上60億円に
・ハースト婦人画報社 「雑誌」活用で増収増益続く
・新潮社 外部媒体も積極活用

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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