【中国販売支援】ナセバナル ネット卸支援に強み 現地ECを活用し販売代行

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アイティ・インターナショナルの「アリババ」店舗

中国進出支援を手掛けるナセバナル(本社大阪府、橋谷亮治社長、(電)0120―925―448)は09年から、ECモールを利用した中国EC市場への進出支援サービスを提供している。現地に20人以上のスタッフが在籍し、出店のサポートや営業活動支援を行っている。
 サービスの名称は「チャイナドリームサポート」。アリババグループのCtoCサイト「タオバオ」やネット卸サイト「1688.com(アリババ)」の出店とショップの運営代行を行う。
 支援サービスでは店舗開設から受注処理といった店舗の運用作業を全て代行する。また、卸の価格交渉支援や、ECモールのキャンペーン企画などでコンサルティングを行う。ポイント付与やサンプル配布といった販促施策も代行する。
 ページデザインが可能で、商品ページが300点分作成できる標準プランの初期費用は55万円。月額の運営代行料金は9万円。有料オプションでモールの販促支援ツールが利用できる。「タオバオ」「アリババ」ともにサービス費用は同額となる。
 SNS「ウェイシン」の商品販売機能「微店(ウェイディエン)」を使った販売支援サービスも近日リリースする予定。

ネット卸の営業支援

 ネット卸サイト「アリババ」への進出支援はまだ少なく、この点を強みとしている。現地法人や個人事業主へのネット卸に必要な業務をほぼ全てサポートできる。
 「アリババ」を利用する場合も中国国内での事業所開設が不要で、卸による大量の商品輸出が可能になる。
 出店や運営業務ほか、卸商材の発送に必要なコンテナの手配といった貿易実務を代行する。契約書の作成や商標権の確認など法律面での支援も提供している。
 こうした支援サービスは、中国・広州市の中国支社の現地スタッフが対応する。日本語対応が可能で、事業者ごとにチームを組んで支援する。
 現地の顧客開拓支援として、卸商材の営業活動にも積極的に取り組んでいる。サービスの一環として、各社の商材に合わせた中国の法人やバイヤーなどをピックアップし、現地スタッフが電話やチャットでネット卸サイトの顧客獲得を進める。
 「スタッフによる地道で泥臭い営業活動で従来発見できなかった法人顧客の開拓につなげている」(橋谷社長)と話す。
 ナセバナルが「アリババ」での運営代行を手掛けるキッチン用品のアイティ・インターナショナルは、今年7月までに年間約6000万円の売り上げを達成した。営業活動から1回の発注額が1500万円に達するような顧客の開拓にも成功したという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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