ノエビアホールディングス 21年9月期/売上高は1.1%減/スキンケア・健康食品が増収(2021年12月2日号)

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 化粧品の対面販売のノエビアを傘下に持つノエビアホールディングスの21年9月期の連結売上高は、前期比1.1%減の512億7200万円だった。ノエビア単体の売上高としては、前期比横ばいの270億円程度だったとみられる。コロナ禍の対面の販売機会の減少を背景に、メーク品の売り上げが低迷した。一方で、スキンケアや健康食品の売れ行きは伸長したとしている。
 ノエビアホールディングスの21年9月期の営業利益は前期比6.2%増の85億5700万円だった。ノエビアの「スペチアーレ」シリーズなどの高級スキンケアラインのほか、内臓脂肪をケアするサプリメントの売り上げが伸びたことで、利益率が改善し、増益に転じたとしている。
 20年12月に発売したシワ改善の薬用化粧品「薬用リンクルセラム」の販売も好調だったとしている。
 ノエビアホールディングスでは、今後のノエビアの展開として、対面販売を基軸に、EC・オンラインを活用して、顧客接点の拡大を図るとしている。
 顧客向けのインスタライブや、オンラインカウンセリングサービスを引き続き実施していく予定だという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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