新日本製薬/ノインと資本業務提携/Z世代向け商品開発やDXで (2021年11月11日号)

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 新日本製薬は11月5日、化粧品の通販アプリを運営するノイン(本社東京都、渡部賢代表)と資本業務提携を決めたと発表した。ノインに出資するとともに、事業面での提携や人材交流などを図っていく。10~20代前半のZ世代向け商品開発や、デジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みを加速するのが狙い。
 出資額や出資比率は公表していない。広報担当によると「役員の派遣なども行わない」と説明している。ノインが持つZ世代の顧客データベースと、SNSマーケティングのノウハウ、新日本製薬との補完性や親和性の高さから、資本業務提携に至ったという。
 ノインはダウンロード数250万を突破したコスメショッピングアプリ「NOIN(ノイン)」を運営。高いSNSマーケティング力により、化粧品への情報感度が高いZ世代を多く抱えている。
 新日本製薬は今年9月、20~30代向けのスキンケアブランド「パーフェクトワン フォーカス」を立ち上げた。ノインとの提携は「パーフェクトワン フォーカス」の事業領域拡大も視野に入れている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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