ナック/業務基盤プラットフォーム構築/「クリクラ」業務フローを変革(2021年10月28日号)

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 「クリクラ」ブランドで宅配水事業を手掛けるナックは10月26日、「クリクラ」の直営店に、売り上げ・顧客情報・在庫状況を管理する業務基盤プラットフォーム「CrePF(クリップ)」を導入したと発表した。22年1月以降は、加盟店にも導入を促し、加盟店のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するとしている。
 「クリップ」では、各加盟店の収益状況をリアルタイムで可視化・分析することができる。こうした取り組みにより、加盟店の生産性を向上させ、事業拡大をサポートするのが導入の目的だという。
 直営店・加盟店の売り上げの分析や、顧客・在庫情報の管理を可能にする。販売戦略の立案や、配送ルートなど物流の効率化などにも役立てることができるという。
 「クリクラ」では現在のところ、紙媒体を使用した業務管理が一般的だという。
 加盟店の営業担当や事務スタッフが、スマートデバイス上で「クリップ」を使用すれば、顧客からの注文情報をシステム上で管理することが可能。効率的な水ボトルの配送ルートを自動で設計することもできる。配送準備を簡略化し、迅速なサービス提供につなげることもできるとしている。
 ナックでは、加盟店に先行してひとまず、「クリップ」を直営店に導入した。22年1月以降、加盟店への導入を進めるとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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