オープンロジ/関東運輸と提携/冷凍冷蔵の物流網構築目指す(2021年9月9日号)

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 物流プラットフォームを提供するオープンロジ(本社東京都、伊藤秀嗣CEO、(電)03―6369―9331)はこのほど、関東運輸と業務基本契約を締結した。冷凍冷蔵対応のEC物流網を全国に構築するのが狙い。
 オープンロジは今年1月、冷凍・冷蔵倉庫会社との提携を開始した。単発や小ロット案件からでも、冷凍・冷蔵商品のEC物流を利用したいという事業者のニーズに応えてきた。
 今回、セイノーホールディングス(HD)傘下で、東北から九州に3温度帯(冷凍・冷蔵・常温)の倉庫拠点を保有し、冷凍冷蔵車両による配送ネットワークを構築している関東運輸と業務基本契約を締結した。
 冷凍冷蔵商品のEC物流サービス提供可能地域を広げるとともに、食品関連の荷量増、取り扱いアイテムへの柔軟な対応が可能になった。
 さらにECとリアル販売の物流を一元管理できる体制を整えた。ECで購入者への個別配送に対応できるのはもちろん、イベント出店などで必要となる冷凍冷蔵のチャーター便の手配も可能だ。
 オープンロジは20年10月、セイノーHDがアンカー投資家であるLogistics Innovation Fund(ロジスティクス・イノベーション・ファンド)から出資を受けている。今回の業務契約締結により、セイノーHDと事業での連携も強化していく。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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