エイジー・ジャパン/業績悪化で破産手続きへ/コロナ禍でアポ取得、契約が低迷

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千葉県松戸市にあるエイジー・ジャパン本社。入口はシャッターが下りてひっそり静まり返っている

 オール電化や太陽光発電を訪問販売するエイジー・ジャパン(本社千葉県、長岡俊幸社長)は9月6日に事業停止した。
 民事再生法の利用は断念し、破産手続きを申し立てる方向で調整している。負債額は調整中で判明していない。
 コロナ禍による業績悪化が最大の原因となった。同社のグループ会社や太陽光発電などの訪販事業の売り上げを含めても事業継続の見通しが立たなくなったとしている。
 訪販事業は、コロナ禍でアポイントの取得率や契約率がいずれも低迷。月間の完工数を損益分岐点の指標としていたが、目標とする数字にたどり着かない月が増えたことで、資金繰りが悪化した。コロナ禍でも、営業の契約率と工事数が伸びる月があったため、前後の月で資金繰りし、コストコントロールしてきたが、直近は、売り上げが思うように伸びず、損益分岐点を下回る月が続いていたという。
 同社は21年7月に15期目がスタートしたばかりで、今回の破産手続きによって、15年の歴史の幕を閉じた。太陽光発電の販売では、絶頂期だった年の売上高は、68億円。時代の流れとともに売り上げが低迷し、21年6月期の売上高は約30億円だったという。同社の破産によって、全てのグループ会社も破産する形となった。
 9月2日には、長岡社長から、全従業員に対して破産手続きを行う旨が説明されたという。従業員170人程が、6日付で整理解雇された。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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