I―ne 21年1―6月期/中間売上36.1%増/美容品ECや卸が堅調(2021年8月26日号)

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ヘアケア商品など美容品のECと店舗販売を手掛けるI―ne(アイエヌイー)は、21年1―6月期(中間期)の連結売上高が前年同期比36.1%増の143億2200万円だった。コロナ禍に伴う外出自粛などが継続している中、ECやドラッグストアを通じた販売が堅調に推移した。
 連結営業利益は同282.7%増の15億8800万円だった。21年1―3月期(第1四半期)に続き、増収に伴い原価率が大幅に改善。原価率は前年同期より6.1ポイント圧縮し、46.4%となった。
 海外向け事業の連結売上高は同36.7%増の5億8300万円、営業損失は8100万円だった(前年同期は4200万円の営業利益)。有名インフルエンサーと連動した販促などが奏功し、オンラインの販売が拡大した。
 連結経常利益は同322.9%増の15億6200万円、四半期純利益は同260.6%増の9億600万円だった。


■通期予想を上方修正

 I―neは、21年12月期の通期業績予想を上方修正し、連結売上高は前回予想を23億円上回る280億円(前期比19.8%増)とした。中間業績を踏まえ、「BOTANIST」など各ブランドは引き続き堅調に推移するとみている。
 営業利益は3億5000万円上回る20億円(同32.3%増)とした。下期は各ブランドの認知向上を目的とした広告投資や、中国子会社でも広告投資を計画する。
 経常利益は3億円上回る19億円(同36.8%増)、当期純利益は1億3000万円上回る10億5000万円(同16.0%増)にそれぞれ修正した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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