ポーラ/販売組織の法人化を容認/8月2日に第1号会社が設立(2021年8月5日・12日夏季特大号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 ポーラは7月30日、販売員が法人化してポーラの商品を販売できる制度を開始すると発表した。一定の条件を満たした販売組織のオーナーが、法人設立の権利を持つことができる。ポーラが販売員に法人化を認めるのは初めて。
 販売員(ビューティーディレクター、BD)が法人を設立してポーラの商品を販売するには、「月商1000万円以上」「グランドオーナー(販売組織のトップ)であること」などが条件となっている。法人の設立後は、傘下のBDを正社員として雇用するなど、法人化のメリットを生かしつつ、ビジネスを継続できるという。
 8月2日には、第1号として「株式会社琥珀(本社大分県、筒井加奈社長)が設立された。9月1日には、「株式会社AGG(本社大阪府、小田原香衣社長)」が設立される予定となっている。
 ポーラでは現在、全国各地で、約3万5000人のBDが、化粧品の販売やエステの施術を行っている。ポーラは、BDに対して、安定した雇用や、多様な働き方、女性経営者の活躍の場を提供する目的で、法人設立の制度を設けることにしたとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ