ロート製薬/「免疫」ケアの共同開発も/ファーマフーズと資本業務提携

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資本業務提携発表の記者会見の様子

 ロート製薬は7月16日、健康食品・化粧品メーカーのファーマフーズと資本業務提携すると発表した。両社の製造・販売の機能を生かし、「商品開発」「海外展開」「国内通販のプラットフォーム活用」の三つの分野で、戦略的業務提携を進めるとしている。免疫ケアの機能性表示食品の開発も検討しているという。
 ロート製薬は2021年3月末時点で、ファーマフーズの株式40万株を保有している。今後、市場買付の方法で、20万株を上限に、新たに取得する予定だ。60万株を保有した場合、保有率は2.06%になる。
 ファーマフーズも、ロート製薬株を、市場買付の方法で、20万株を上限に取得するという。上限まで買い付けた場合、ファーマフーズのロート製薬株の保有率は0.17%になるとしている。
 「商品開発」の部分では、まず、ロート製薬が展開する子供向け栄養機能食品「セノビック」について、ファーマフーズの健康食品素材を使った商品の開発を目指すとしている。中期的に、「免疫」を訴求する機能性表示食品の開発も行うという。化粧品の分野では、ロート製薬の「極潤」やファーマフーズの「ニューモ」の知見を生かした商品開発を共同で進めるとしている。
 通販については、ロート製薬が製造・販売する機能性表示食品「ロートV5」や化粧品「オバジ」などを、ファーマフーズの通販サイト「タマゴ基地」で、クロスセルの商材として展開していくとしている。ファーマフーズの持つコールセンター運営のノウハウを、ロート製薬の子会社で健康食品などの通販を運営するエムジーファーマ(本社大阪府)と共有することなども検討しているとしている。
 2社の資本業務提携について、ある中堅化粧品ECの社長は、「ロート製薬とファーマフーズのどちらも、自分たちでD2Cができる会社だ。広告や販売で競合するところも多く、おいおい折衝が必要になることが多そうだ」と話す。
 別の中堅健康食品ECの社長は、「ファーマフーズの『ニューモ』は、国内の新規顧客獲得が一段落した感がある。積極的な新商品開発や、海外展開を進めたいという狙いがあるのではないか」と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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