消費者庁/1559万円納付命令/「菌除去」表記で課徴金(2021年7月8日号)

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 消費者庁は6月25日、サプリメントECのSalute.Lab(サルーテ・ラボ、本社大阪府、墨谷剛史社長)に景品表示法違反で課徴金納付を命令した。ウイルスや菌の除去効果をうたうカードについて昨年12月に行った景表法違反による措置命令に係る課徴金納付となる。22年1月26日までに1559万円の支払いを命じた。
 措置命令の対象とされたのは「イオニアカードPLUS(プラス)」と称する商品。自社ECサイトで「”空気のトラブル”からイオンの力であなたを守ります」などと表示し、あたかも身に着けるだけでウイルスや菌を寄せ付けない効果が得られるかのように販売していた。打ち消し表示を行っていたが、消費者庁は商品の効果に関する認識を打ち消すものではないとみなした。
 サルーテ・ラボは消費者庁に表示の根拠を示す資料を提出したが、合理的な根拠と認められなかった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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