ナリス化粧品 21年3月期/売上高は6.1%減/コロナで新規獲得に影響(2021年6月24日号)

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 化粧品訪販のナリス化粧品(本社大阪府、村岡弘義社長)の21年3月期の売上高は、前期比6.1%減の138億800万円だった。ナリス化粧品では、コロナの感染拡大により、顧客と対面する機会が減少。緊急事態宣言でエステサロン店舗が休業したこともあり、新規顧客の獲得が鈍化したという。
 ナリス化粧品の化粧品部門の売上高は、前期比6%減の112億1120万円だった。全社売上高に占める化粧品売上高の比率は81%だとしている。
 ナリス化粧品では、「新規顧客の獲得が困難な状況だった一方で、既存顧客の売り上げはさほど影響を受けず、6%の減収に踏みとどまった」(事業管理部)と話している。
 同社では、21年3月期中に、感染対策を徹底する環境に適応した、オンライン会議システムなどによる営業手法の構築を始めたとしている。22年3月期の売り上げについては、「やや伸びる」(同)と予想している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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