エクスプライス/新代表に稲積憲氏/経営・IT分野に広い知見(2021年6月3日号)

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稲積憲氏

稲積憲氏

 家電ECのエクスプライス(旧社名MOA、本社東京都)は6月1日、代表権のある社長に稲積憲氏が同日付で就任したと発表した。経営コンサルタントやIT企業での役員など幅広い経験を持つ稲積氏のもと、事業のさらなる成長を図っていく。
 稲積氏はNHN Japan(現LINE)で執行役員、トランスコススで取締役専務執行役員を務めるなど、今日のEC市場をリードするIT企業でも幅広い経験を持つ。会社経営に関する豊富な知識も有する稲積氏を、次の成長フェーズへのリードを担う人材として招聘(しょうへい)した。
 稲積氏は、「究極のサービスとは何かを考え、お客さまに喜ばれるサービスとして常に進化してまいります」とコーポレートサイト上でコメントした。
 山口龍平前代表取締役社長は退任後、取締役として社内に残る。今回の人事に伴うエクスプライスグループ内の運営方針や組織体制の変更はないという。
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 稲積 憲(いなづみ・けん)氏
 74年生まれ。96年に新卒で入社したリコーで営業・海外販社の経営アセスメントに携わり、ソニーで経営企画・管理業務に従事。その後、経営コンサルタントして戦略策定や経営再建に携わる中で、支援先のライブドアにて執行役員として再建に貢献。
 新株主のNHN Japan(現LINE)に転じ同社の会社分割後、14年にNHN PlayArtの代表取締役社長就任。17年にトランスコスモスに入社。取締役専務執行役員としてデジタルマーケティング・EC・コンタクトセンター事業の統括責任者となり、顧客企業のDXの黒子となる事業展開をリード。
 21年6月1日付でエクスプライスの代表取締役社長就任。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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