【2020年 訪販健康食品売上高調査】 100社合計売上高は3486億円に/コロナ禍で訪販業界は二極化

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 本紙はこのほど、訪販・ネットワークビジネス企業を対象に、2020年における健康食品の売上高調査を実施した。アンケート調査への回答や、本紙取材で得た情報などを基にした推定値で、100社をランキングした。100社の売上高の合計は3486億300万円だった。前年と比較可能な31社で計算した実質成長率は2.5%のプラス成長だった。今回調査では、100社中22社が増収している。
 コロナ禍で訪販・NBの健康食品市場は二極化した。ネットワークビジネス(NB)は、消費者の健康意識の高まりや副業ブームをとらえて新規会員を増やしている。
 また、オンラインを利用したリクルートがフィールドに根付いたことで既存会員のビジネスが活発化した。一方で、対面による営業の自粛を余儀なくされた、訪問販売やサロン販売、宣伝講習販売は業績に大きな影響を受けた。
 首位は昨年2位だった三基商事で、売上高は500億円。トップ10をNB企業が9社を占めており、訪販市場における健康食品販売にNBの占める割合が多いことが分かる。

(続きは、「日本流通産業新聞」3月25日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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