消費者庁/優良誤認で措置命令/免疫向上うたう表記が違反で

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 消費者庁は3月9日、健康食品通販のマクロフューチャー(本社東京都、田海威彦社長)に景表法に基づく優良誤認で措置命令を行った。対象となった商品を摂取するだけで、免疫力が高まり、疾病の治療や予防の効果が得られるかのように表示していた。
 措置命令の対象となった商品の名称は「マクロ元気」と「マクロ元気乳酸菌1250億プラス」。自社ウェブサイト、楽天市場、ヤフーショッピングの出店店舗で販売していた。
 「食事と一緒に摂って、しっかり免疫力アップ」「免疫力アップでウィルスに負けない!」などと表記していた。自社サイトで打ち消し表示を行っていたが、消費者庁は商品の効果に関する認識を打ち消すものではないと判断した。
 マクロフューチャーは表示の根拠を示す資料を提出したが、合理的な根拠と認められなかった。
 消費者庁は再発防止策の周知徹底などを命令。同社は措置命令について「厳粛に受け止める」と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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