NOIN/提携先と相乗効果が着実/伊藤忠、KDDIと新展開

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 化粧品のECプラットフォーム「NOIN(ノイン)」を運営するノイン(本社東京都、渡部賢社長)では、資本提携した企業との相乗効果が着実に表れている。これまでに蓄積してきたデータ活用が鍵になっている。
 同社は、伊藤忠商事と20年4月末に資本提携している。ファミリーマートにおける販売を目指し、「店舗数が多いインフラ環境に提案を仕掛けた」(渡部社長)と話す。
 20年11月にファミリーマート限定で発売したノインのプライベートブランド「sopo(ソポ)」は販売開始2カ月で20万本を突破し、現在も販売は好調だ。ソポの商品企画や販売には、ノインの渡部社長が手掛けている。伊藤忠の社員も含めて実質3人のプロジェクトチームを結成し、対応してきたという。
 21年1月には、KDDIとも資本提携した。オンラインカウンセリングの導入という新しい体験の提供を計画している。「鍵となるのは、当社が取り組んできた顧客とのコミュニケーションやデータ活用」(同)としており、今後もデータを活用した取り組みに注力していく予定だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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