日本和装ホールディングス 20年12月期/コロナ禍で17%減収に/販管費抑え通期で黒字化

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 日本和装ホールディングスの20年12月期における連結売上高は、前期比17.4%減の45億5000万円だった。
 セグメント別では「手数料」売上高が同7億1900万円減、「加工料」は同1億円減、「はかた匠工芸の製品・商品」は1億1200万円減少した。
 第1四半期は好調に推移したものの、第2四半期は政府による緊急事態宣言や営業の自粛要請に伴い、教室を休講したほか、展示会などのイベントも中止したため売上高は大きく減少した。
 8月には、毎年主催するイベント「きものブリリアンツ全国大会2020」を開催。8月末から秋のきもの着付け教室の生徒募集を開始し、質の高いサービスを提供することで、業績の回復に努めた。
 販管費は前年同期に比べ4億8400万円減の37億8800万円。生徒募集のための広告宣伝費を2億600万円減らしたほか、会場費やセミナー関連費用で7100万円減、講師料5900万円、旅費交通費4500万円がそれぞれ減少した。
 その結果、営業利益は同74.5%減の1億6000万円、経常利益は同72.5%減の1億5600万円、当期純利益は同73.8%減の9400万円とそれぞれ黒字に転換した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ