サニックス 20年4―12月期/訪販事業1.5%増/人員は741人に拡大

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 サニックスの20年4―12月期(第3四半期)決算における訪販事業(HS事業部門)の売上高は、前年同期比1.5%増の86億5800万円だった。営業利益は、同0.4%増の16億3900万円。
 営業と施工を合わせ、人員を741人にまで拡大。前年同月に比べて22人増えた。人員の増加に伴い、新規顧客の獲得が進み増収となった。
 新規顧客の獲得件数は、前年同期に比べて18.1%増加している。理由としては「以前から取り組みを強化していた提携企業からの紹介案件によるものが大きい」(同社)という。紹介案件数は、同39.9%増加。提携先としては、JA(農業協同組合)などからの紹介案件が多かったとしている。
 売上高の内訳として、白蟻防除や基礎補修などの売り上げが減少したものの、床下・天井裏換気システムの売上高が堅調に推移し、前年同期比21.2%増の22億3300万円と、訪販事業の売り上げをけん引した。「人員は中途採用や部署間移動によって増やしているが、新規と既存の営業マンの配置は、それぞれ分けている。今回、新規と既存において、それぞれがうまく機能したのではないか」(同)と分析している。
 21年3月期における訪販事業の売り上げ見通しは、113億5400万円。前年と比べ1億1900万円の増収と予想している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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