ワタミ 20年4―12月期/宅食事業が5.1%増に/販売世代拡大策が寄与

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 ワタミの「宅食事業」における20年4―12月期(第3四半期)の売上高は、コロナ禍を受けて、ミールキットの全国展開や朝食用の商材を増やしたことで、前年同期比5.1%増の277億500万円、営業利益は同45.0%増の23億8000万円となった。
 20年10月に「いつでも二菜」を投入。2種類の総菜が入っており、朝食や軽食として利用できる。献立は、和食と洋食、それぞれ7種類を用意した。冷凍総菜に対するニーズの高まりを受け、新たに朝食用商品をラインアップに加えた。
 20年7月に、埼玉県で4年ぶりに販売を再開した「ミールキット」を10月から関東甲信越に拡大。自社製造ではなく、OEM供給で食数の増加に対応する。販売員「まごころスタッフ」が配送を担うことで、歩合給の上乗せにつなげた。
 期末の営業拠点数は前年同期より7カ所増の527カ所。調理済み商品の累計配食数は同4.8%増の4683万7000食だった。

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