Zホールディングス 20年4―12月期/流通総額1兆円超/大型販促企画でモール拡大

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 ヤフーの持ち株会社であるZホールディングス(HD)が2月3日に発表した20年4―12月期(第3四半期)の連結決算によると、ショッピング事業の取扱高(流通総額)は、前年同期比53.9%増の1兆943億円だった。ZOZO(ゾゾ)の連結子会社化や「PayPay(ペイペイ)」と連携した大型販促企画などが取扱高の拡大につながった。
 ショッピング事業では、「ヤフー!ショッピング」「PayPay(ペイペイ)モール」などのECモールを展開している。グループ企業が手掛ける決済手段「PayPay」と連携したポイント還元などの販促施策が、巣ごもり需要で拡大するEC利用層の取り込みにつながっている。
 20年9―12月期(純第3四半期)におけるショッピング事業の取扱高は、前年同期比33.7%増の3947億円だった。両ECモールにおける新規購入者数は前年同期比40.7%増、平均客単価は同3.1%増にそれぞれ伸長した。
 純第3四半期における「ヤフオク!」「PayPayフリマ」といったリユース事業の取扱高は、同7.4%増の2192億円だった。ショッピング事業などを含んだEC関連サービス全体の取扱高は同33.0%増の9182億円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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