ヤフー/「優良店」判定、厳格化/コロナ禍にサービス低下防ぐ狙いか

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 ヤフー(本社東京都、川邊健太郎社長)は1月28日、ECモールの出店者向けに「優良店」判定の評価項目を増やし、一部厳格化すると案内した。4月以降に「優良店」判定の評価項目に5項目を追加し、「出荷遅延率」の基準を厳格化する。コロナ禍で注文件数が増える中、サービス品質の低下を防ぐ狙いがありそうだ。
 「優良店」はヤフーが決めた指標をクリアすると与えられる評価。「優良店」になると検索結果ページなどで「ユーザー高評価ストア」というラベルが表示されたり、広告商品「PRオプション」で優遇を受けられたりするメリットがある。
 2月17日、ストアの運営状況に関する各種指標を確認できる「ストアパフォーマンス」に、「お届け日指定可能率」「お届け日指定の最短日数」「送料無料注文率」「お問い合わせ率」「回答の早さ」を追加する。
 21年4~5月ごろに「出荷遅延率」の基準を変更する。「出荷遅延率」の上位判定条件を3.0%以下から2 ヤフー(本社東京都、川邊健太郎社長)は1月28日、ECモールの出店者向けに「優良店」判定の評価項目を増やし、一部厳格化すると案内した。4月以降に「優良店」判定の評価項目に5項目を追加し、「出荷遅延率」の基準を厳格化する。コロナ禍で注文件数が増える中、サービス品質の低下を防ぐ狙いがありそうだ。
 「優良店」はヤフーが決めた指標をクリアすると与えられる評価。「優良店」になると検索結果ページなどで「ユーザー高評価ストア」というラベルが表示されたり、広告商品「PRオプション」で優遇を受けられたりするメリットがある。
 2月17日、ストアの運営状況に関する各種指標を確認できる「ストアパフォーマンス」に、「お届け日指定可能率」「お届け日指定の最短日数」「送料無料注文率」「お問い合わせ率」「回答の早さ」を追加する。
 21年4~5月ごろに「出荷遅延率」の基準を変更する。「出荷遅延率」の上位判定条件を3.0%以下から2.0%以下に変更する。さらに追加した5項目の「優良店」判定のロジックを変更する。
 あるECコンサルタントは、「コロナ禍で注文が増えており、配送遅延や不達などのトラブルが増えている。配送品質や顧客対応の品質を高めるために厳格化しているのだと思う」と話す。
 ある出店者は「ヤフーはアマゾンや楽天より物流面で出遅れている。ヤマトホールディングスと連携して物流代行サービスを提供しているが、思うように利用店舗が伸びていないようだ。配送品質を上げるために手を打ってきたのだと見ている」と語る。
 「優良店」の評価基準は他にもある。ただ、ヤフーのECモールで大きく成長するためには、今回の追加・変更内容を踏まえ、「優良店」評価を得るための体制作りが必要だと言える。0%以下に変更する。さらに追加した5項目の「優良店」判定のロジックを変更する。
 あるECコンサルタントは、「コロナ禍で注文が増えており、配送遅延や不達などのトラブルが増えている。配送品質や顧客対応の品質を高めるために厳格化しているのだと思う」と話す。
 ある出店者は「ヤフーはアマゾンや楽天より物流面で出遅れている。ヤマトホールディングスと連携して物流代行サービスを提供しているが、思うように利用店舗が伸びていないようだ。配送品質を上げるために手を打ってきたのだと見ている」と語る。
 「優良店」の評価基準は他にもある。ただ、ヤフーのECモールで大きく成長するためには、今回の追加・変更内容を踏まえ、「優良店」評価を得るための体制作りが必要だと言える。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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