ノエビア 20年9月期/コロナで減収減益/中期経営計画に通販強化盛り込む

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 化粧品訪販のノエビアは、新型コロナの影響と消費増税に伴う反動の影響で、20年9月期業績が減収減益となった。ノエビアホールディングスの連結売上高は前期比12.5%減の518億円だった。ノエビア単体の売上高は、290億円前後だったとみられる。
 20年9月期におけるノエビアの事業ごとの売上比率は、化粧品事業が約75%、健康食品が約11%、OEM・海外事業が約14%だった。
 20年4~5月の緊急事態宣言中は、ほとんどすべての代理店が、サロンや対面でのカウンセリング販売をストップし、電話やメールによる提案に切り替えたという。対面接客がままならない中、代理店は、商品を郵送したり、サロンに取りに来てもらったりしながら、販売を継続していたという。20年6月以降は売り上げが回復してきており、20年9月度は、月次の売り上げが19年9月度の8割程度まで回復したとしている。
 ノエビアでは今後、対面販売を基本としつつ、ECとオンラインを使って顧客接点を拡大していくとしている。代理店に対しては、商品研修やメーキャップ講習を引き続きオンラインで提供するとしている。代理店に対しては、LINEやインスタグラムのライブ配信機能を使うなどして、顧客とのオンラインでのコミュニケーションを創出するよう促していくとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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