ヨシケイ開発/徳島産食材でミールキット/林社長「阿波尾鶏を全国に広めたい」

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徳島県庁で行われた共同会見(写真右=林社長)

徳島県庁で行われた共同会見(写真右=林社長)

 ヨシケイ開発(本社静岡県、林雅広社長)は11月5日、コロナ禍で需要が減った徳島県のブランド地鶏「阿波尾鶏」を使用したミールキット「阿波尾鶏を味わう極上親子丼」をメニューブック「すまいるごはん」(11月30号)で発売した。11月2日には、徳島県庁で共同記者会見を行った。
 徳島県産の地鶏「阿波尾鶏」の需要喚起を図ることを目的に、徳島県が実施した公募型プロポーザル「県産畜産物活用型経済活性化事業」で、「阿波尾鶏首都圏等大消費地販路拡大業務」の一環でヨシケイ開発が選定。メニュー開発に至った。ヨシケイ開発が全国のブランド食材を使ったメニューを開発するのは初めて。
 「阿波尾鶏」のもつ地鶏本来のおいしさや旨み、肉質、食感を生かせる「阿波尾鶏親子丼の素」を開発。時短調理のミールキット「キットde楽」での販売を始める。
 「阿波尾鶏親子丼の素」は、だしが効いたつゆで「阿波尾鶏」とたまねぎを合わせ、最後の仕上げは家庭で、溶き卵でとじるだけと手軽に「阿波尾鶏」本来のおいしさが生きた親子丼が楽しめる。
 販売価格は2人用1630円~、3人用2040円~、4人用2600円~。
 共同記者会見で林社長は「徳島県に選んでもらい大変感謝している。阿波尾鶏のブランドを全国に広げていく手伝いをさせてほしい」と話した。会見の席上で試食した飯泉嘉門徳島県知事は「親子丼は鶏肉が命。極上の名をヨシケイ開発に付けてもらった。多くの人に阿波尾鶏の魅力を楽しんでもらいたい」と話した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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