〈家電量販店〉 進化するネット販売/「PS5」購入はECが主戦場

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11月12日に発売する「PS5」

 家電量販店各社による通販・EC事業の強化策が、より加速している。その状況を表す直近の事例として、家庭用ゲーム機「プレイステーション5(PS5)」の予約販売が挙げられる。家電量販店各社は、「PS5」の注文窓口を自社ECサイトに設け、従来とは異なる抽選販売方式で予約受け付けを行っている。抽選申し込みユーザーの対象を、ECでの購入履歴の有無によって選別するなど、各社独自のルール作りによる環境整備を行っている。世界中で人気を博し、新シリーズが販売されるたびに激しい争奪戦が繰り広げられてきたPSシリーズだが、今後は争奪戦の方法が、ECを中心としたものに変わっていきそうだ。

■抽選販売で統一、会員限定店舗も

 「PS5」は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが販売する家庭用ゲーム機の最新機種だ。11月12日に日本を含む7カ国での先行販売を予定している。価格は4万9980円(税別)。ディスクドライブ非搭載の安価版「デジタルエディション」も3万9980円(同)で同時展開を予定している。
 家電量販店各社は9月18日、一斉に「PS5」の予約販売に関する情報を公開した。各社とも自社ECサイト上での抽選販売を中心に予約の申し込みを受け付ける。
 申し込み可能なユーザーの条件を設定する家電量販店も見られた。各社の予約受け付けに関する詳細は別表の通り。その内容は(1)会員登録の有無(2)サイトでの購買履歴の有無─といった条件が設定されている。
 ヨドバシカメラは、運営するECサイト「ヨドバシ・ドット・コム」に「PS5」の特設ページを公開。予約窓口と対象を同サイトとその会員のみに限定し、店頭やアプリでの予約受け付けは行わないことを明らかにした。
 「ヨドバシ・ドット・コム」会員においても、19年9月16日から20年9月15日までの期間中、同サイトもしくは店頭での購買履歴がない会員に関しては、抽選販売の対象外になるとしている。
 ビックカメラ、ノジマといった大手家電量販店も、申し込み条件や抽選を優遇する対象として、購買履歴がある会員に設定し、自社ECサイト上で抽選販売を実施する。

(続きは、「日本流通産業新聞」9月24日号で)

ヨドバシカメラは当選倍率付で抽選を受け付けた

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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