プレミアムウォーターホールディングス/営業益14億円増に/21年3月期予想を上方修正

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 水宅配国内最大手のプレミアムウォーターの持ち株会社のプレミアムウォーターホールディングスはこのほど、21年3月期の業績予想を上方修正した。営業利益は、期初予想より14億円多い35億円を見込んでいる。外出自粛による在宅率の上昇で、宅配水の消費量が増加したことが要因。テレアポ訪販による獲得数の向上で、販管費を抑制できたことも要因だとしている。
 プレミアムウォーターでは、新型コロナによる影響で、商業施設での催事出店の開催数が減少した。主力の催事提案による売り上げが縮小したことから、ウェブ広告や、テレマーケティング(テレアポ訪販)による販促を強化したとしている。結果として、コロナ前と同様、毎月約2万件の新規顧客の獲得に成功しているとしている。
 催事出店よりも、顧客一人当たりの獲得コストが低いテレアポ訪販による獲得件数が増えたことで、販管費が減少。21年3月期は大幅に増益する予想となったとしている。
 プレミアムウォーターHDは21年3月期の売上高については、期初予想よりも20億円多い550億円となる見込みだとしている。外出自粛により一軒あたりの宅配水の消費量の増加しているだけでなく、新規顧客の獲得件数もコロナ前と変わらず増加しており、複合的な要因によって、大幅な増収となる見込みだとしている。20年3月期のプレミアムHDの売上高は、454億3800万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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