シャープが化粧品EC事業に参入する見通しだ。戴正呉会長兼最高経営責任者(CEO)が7月9日、従業員に向けたメッセージの中で化粧品EC参入の方針を述べた。シャープは台湾の子会社が、現地で化粧品小売業を行う美華泰(ミラダ)を買収することを7月1日に発表している。EC事業はミラダと連携するとみられる。
参入時期は未定としている。シャープは「(戴CEOが)従業員向けに発信はしたが、当社としてはまだ答えられる段階でない」(会長室広報担当)と話している。
戴CEOは、自社ECサイト「COCORO STORE(ココロストア)」で化粧品のEC展開を考えているという。「ココロストア」のチャネルを使うことで、「より多くの方々にご購入いただけるのではないかという思いで、そういうことを申している」(同)。
詳細が決定したら、東京証券取引所での開示やリリースによる発表などを検討するとしている。
シャープ、化粧品EC参入か/戴CEOが社内で方針示す
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。