サンコー/山陰、九州に営業エリアを拡大/法令順守、過量販売防止を徹底

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 西日本で営業するサンコー(本社大阪府、西岡宏記社長)は4月にも山陰、九州に進出する。自社商品の開発に力を注ぐことで他社との差別化を図る。
 20年3月期の売上高は前期比21.6%増の35億円になる見通しだ。
 店舗数は23店で、前年より減少しているものの、月商3億円で推移して、1店舗当たりの販売効率は向上しているという。当期は、静岡、岐阜、三重、奈良、愛媛、香川に出店。3月に島根県、4月に九州に進出して西日本のエリアを広げていく。
 取扱商品の自社ブランド化を進める。1年前は1割だった自社製品は、現在、全体の5割にまで高めている。21年3月期末までに全体の8割に引き上げ、他社との競争力を高める。
 健康食品については、取り合い商品を絞り込み、現在の3分の1に減らす。健康機器などは、自社の配送センターで修理などを請け負うことで、顧客の利便性を高める。
 コンプライアンス体制も強化する。販売員による既存顧客への個別訪問を行い、要望を聞き取る。比較的購入量が多い会員顧客については、購入制限を設けることで過量販売を防ぐ。高齢者に販売する場合は、家族の同意書を得ることを徹底させる。
 21年3月期は、関西地方でテレビCMも開始し、ブランディングを強化していく。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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