【無店舗販売実施企業 健康食品売上高調査】 トップ50社で7500億円越え/サントリーなど大手の増収がけん引

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 通販・訪販の無店舗販売業界では、市場の健康志向の高まりをうまく捉えられているようだ。本紙がこのほど実施した「無店舗販売実施企業健康食品売上高調査」では、上位50社の合計売上高が、昨年調査時の7455億円を93億円上回る、7548億2700万円となった。不動の1位のサントリーウエルネスをはじめとした大手通販企業の増収が市場の成長をけん引した。
 無店舗販売実施企業の上位50社のなかで、増収となった企業は10社だった。
 健康食品通販企業では、大手や中堅企業が堅調に増収を記録した。16位のニコリオのように、オンラインでの広告展開を武器に、急成長を記録する企業もあった。
 調査では、「デジタルシフトを推進している」(キューサイ)と言う企業が多かった一方で、ファンケルのように、オフライン通販の比率を高めているという企業が複数あることも分かった。販売チャネルを多角化する流れが強まっているようだ。
 一方、健康食品のネットワークビジネス企業では、地方での販売組織が活発化したことが、増収につながったとする企業が多かった。
 ただ、健康食品の無店舗販売企業の今後を占うのは難しい。

(続きは、「日本流通産業新聞」3月26日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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