ワタミ/団地内営業所をオープン/高齢者の「団地モデル」を目指す

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「団地モデル」の営業所としての活用を目指す

「団地モデル」の営業所としての活用を目指す

 ワタミが、高齢者向け宅配事業「ワタミの宅食」で、高齢者が多く住む団地内に初めて営業所を開設した。
 10月24日に開設したのは、東京・板橋の高島平団地に設けた「ワタミの宅食・板橋高島平営業所」。大規模な団地内で進展する高齢化という課題解決を目的とし、「団地モデル」の営業所としての活用を目指す。試験運用を経て、他の地域への展開も視野に入れる。
 買い物や食事の用意に不便さを感じている高齢者が多いエリアの中心に営業所を開設し、弁当の配達に加え、地域のコミュニティーや見守りとしての役割を担う。
 弁当をお届けする「まごころスタッフ」も、団地内に居住している人を想定する。スタッフは職住近接となり、通勤に時間がかからず、車を持たなくても徒歩や自転車で弁当を届けることが可能となる。リタイアした
高齢者や子育てをしている女性など、同団地内に暮らす人の雇用創出への貢献も見込む。
 営業所の開設に伴い、同団地内の住民への営業所開設と「まごころスタッフ」の募集を目的としたチラシを配布するなどの周知活動を実施。すでに営業活動を始めているという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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