消費者庁/サプリ商品名を公表/「ケトジェンヌ」の健康被害急増で

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ダイエットサプリメント「ケトジェンヌ」

 消費者庁は9月6日、「ケトジェンヌ」と称するダイエットサプリメントについて、消費者から下痢などの健康被害が89件寄せられているとして、商品名を公表、使用について注意喚起を行った。消費者庁が健康食品の健康被害で特定の商品名を挙げて注意喚起するのは初めて。販売会社のe.Cycle(イーサイクル、本社東京都、中谷裕一社長)はHP上で「過剰摂取が原因ではないか」などと反論。本紙の取材に対しては、「何も話すことはない」(お客さまセンター)と話している。
 「ケトジェンヌ」はMCTオイル(中鎖脂肪酸)を主成分としたサプリメント。ランディングページでは、「MCTオイルなどの栄養素を取り入れることで、ダイエットと健康を両立できる」などとうたっている。AmazonなどのECモールでも販売している。
 消費者庁によると、ケトジェンヌは19年4月の発売以降、消費者庁が運営する事故情報データバンクに健康被害情報が登録され始め、7月から登録件数が急増したとしている。被害は女性が62件、男性が26件、不明が1件だという。
 被害の内容として「サプリメントを飲んだら下痢になった」などの消化器障害に分類されるものが多いとしている。健康被害と「ケトジェンヌ」の関連性について、消費者庁は「サプリの使用をやめたら症状が回復するなど、明らかな関連性がある」(消費者安全課)と話している。
 イーサイクルはHP上で、「注意喚起を受けて本成分の分析を第三者機関に依頼したところ、原料メーカーでは安全性が確認され、製造工場はGMPの認定制度にも適合していることが確認された」と反論。「過剰摂取などが原因で体調不良が生じた場合には、速やかに使用を控えることを勧める」とも話している。
 電話やメールによる取材に対しては、「対応していない」と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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