リベラルソリューション〈AIでクレームを解析〉/早期発見でコンプライアンス強化に

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 太陽光発電のテレアポ訪販を行うリベラルソリューション(本社東京都、下田穣社長)は、19年4月、クレームの未然防止に役立つ業務管理システム「AIクレームチェッカー」を導入した。
 同システムは、顧客とのメールのやり取りなどの中から、AIがクレームになりうるワードなどを自動的に検出し、管理側に知らせる仕組みになっているという。
 同社では、各支店長だけでなく、社長や部長にも連絡がくるように設定し、同システムを利用している。「我々経営陣にも情報がくるため、いつどこでどんなトラブル・クレームが発生しているのかを早期発見できる」(下田社長)と話している。
 同システムを導入したのは「コンプライアンス関連の研修は常時実施しているものの、トラブルを未然に防ぐことが何より重要だと考えたからだ」(同)と話す。
 導入後は、「営業マンがそれぞれ、顧客に対して異なる言い方で伝えていることが分かった。導入の効果は大きかった」(同)とも話している。
 同社では現在、全国にコールセンターも含め八つの拠点を展開している。18年11月には、静岡支社と福岡支社の二つの支社を新設した。「業務管理面の拡充を引き続き行い、会社の内部統制の強化を図っていく」(同)と話す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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