ファンケル/キリンが筆頭株主に/シナジー創出へ資本業務提携

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フォトセッションに応じるファンケルの島田和幸社長執行役員CEO(左)、池森賢二会長執行役員ファウンダー(中央)、キリンHDの磯崎功典社長

フォトセッションに応じるファンケルの島田和幸社長執行役員CEO(左)、池森賢二会長執行役員ファウンダー(中央)、キリンHDの磯崎功典社長

 ファンケルは8月6日、キリンホールディングス(HD)と同日付で資本業務提携を締結したと発表した。キリンHDは、ファンケルの創業者である池森賢二会長とその親族の株式を1293億円で取得。株式譲渡後、キリンHDの議決権割合は33.0%となりファンケルの筆頭株主になる。ファンケルはキリンHDの持分法適用会社となる予定。業務提携では両社の素材や技術力、インフラを生かしてシナジーを創出、新たな商品を開発する計画だ。
 キリンHDはファンケルの池森氏ほか5人の親族および池森氏らの資産管理会社との間で、ファンケルの発行済株式を市場外の相対取引を通じて取得することで合意した。株式の譲渡は9月6日付を予定している。
 キリンHDはファンケルの常勤取締役候補者1人、非常勤取締役候補者1人、常勤監査役候補者1人を、それぞれ指名する権利を持つ。ファンケルは20年6月開催予定の定時株主総会で、キリンの指名する候補者をファンケルの取締役および監査役に選任する議案を上程する。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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