JALUX STYLE/子会社2社を統合/今秋には初店舗も

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 JALUX(ジャルックス)の100%子会社で皮用品などの企画・製造および輸入販売を行うグレンフィールドは5月15日、同じく子会社のグレンチェックを吸収合併した。合併後の社名はJALUX STYLE(ジャルックススタイル、本社東京都、福田晋也社長)。経営統合により経理などの業務部門のコスト削減、メインだった卸販売から、EC事業の運営強化に方針転換するのが目的。自社ブランドの醸成および商品とのタッチポイントを増やすため、今秋には都内に実店舗を初出店する。
 業務としては、グレンチェックがECの運営、グレンフィールドがBtoBの卸、商品企画を手掛けている。現在の卸販売とECの売上比率は2対1。
 「卸自体は継続していくが、現在ECの比率が大きなってきている。ネットに押され、卸先がカタログ提供や実店舗での販売を縮小する傾向にある中、自社ECは強化せざるを得ないと判断した」(福田社長)と言う。
 現在は、「楽天市場」「アマゾン」「ヤフーショッピング」「ZOZO」「Wowma!(ワウマ)」の各サイトで商品を取り扱っている。今後はジャルックスで扱う商品も各チャネルから拡販する計画だ。
 今秋には初めて都内に店舗を出店する。「通販・卸が縮小していく中、自社でブランドを醸成していきたい。手に取って触れる機会を店舗として持っておきたい」(同)と言う。売上高は公開していないが、統合後の増収率は前年比伸び率30%増が目標という。
 ジャルックスは15年7月、グレンフィールドとグレンチェックの2社を買収した。ジャルックスグループとして、自社商品を作ることができる機能を保有することが目的だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ