サニックス 19年3月期/売上高1.7%増に/白蟻駆除は20%以上増収

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 太陽光発電や白蟻駆除などの訪問販売を行うサニックスの19年3月期の売上高は前期比1.7%増の507億1900万円となった。HS(白蟻駆除)部門とES(法人営業)部門の売上高がともに前期比で20%以上に伸長したことが増収の要因だという。
 HS部門の売上高は前期比20.5%増の107億5200万円となった。同部門の営業人員を前期よりも増やし、営業を強化した。19年3月末時点の同部門の営業員数は、前年同時期比80人増の564人だった。拠点数も19年3月期中に、4拠点増やした。増やした4拠点はともに西日本エリアだという。
 ES部門の売上高は前期比33.4%増の19億2600万円だった。同部門についても営業人員を19年3月末時点で前期より20人多い107人に増やした。営業面を強化し、ビルやマンションなどのオーナーや管理会社との関係性強化にも取り組んだ結果、同部門の主力商品である「防錆機器取付施工」を実施できる機会が増えた。そのことが増収につながったとしている。
 環境資源開発部門の売上高は前期比8.5%増の236億1200万円だった。
 一方でSE(太陽光発電システム)部門の売上高は前期比19.3%減の144億2700万円となった。同事業部門では、太陽光発電を設置した事業者向けの「太陽光発電システムの施工」の売上高が前期比17.9%減となり、減収の要因となったという。事業者向けの太陽光発電では、10~50キロワットの低圧向けの施工を中心に行っている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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