〈第14回 浄水器・整水器・活水器 無店舗販売市場調査〉 前年比伸び率は5.1%/水素関連製品が依然好調

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 日本流通産業新聞社はこのほど、「第14回〈2019年度版〉浄水器・整水器・活水器 無店舗販売市場調査」を実施し、製品別の月間平均売り上げランキングをまとめた。
 水素水関連製品のメーカーでは、国内における販売台数が減少傾向にあるものの、海外販売は全般的に順調に推移している。ランキングの1〜3位にはエナジックインターナショナル(本社沖縄県)が販売する製品が並んだ。1位の「レベラックKangen8」は、海外売り上げを含めた月間平均売上高が15億円となった。昨年1位だった「レベラックSD501」が同14億円で続いた。エナジックインターナショナルの上位3製品の月間平均売上高の合計は約36億円だった。
 4位は日本トリムの「トリムイオンGRACE」で同6億円と前年から1億円増えた。ランキング28位内には日本トリムが販売する3製品がランクインし、3製品合計売上高は6億6200万円だった。
 5位はドレスイン(本社東京都)の「ミネラル還元水素水生成器」だった。国内での宣伝講習販売やネットワークビジネス(NB)への卸売りに加え、中国国内で認知度が高まったことも後押しした。平均月商は3億1000万円と好調だった。


■前年伸び率5.1%

 消費者の安全性を求めるニーズや健康志向の高まりに加え、より高い性能を求める消費者のニーズに応えるために、各メーカーは機能性の向上を図っている。また、通販・ECなどでも高価格帯商品が流通している。
 前年の同時期に行った調査と比較可能な26製品で算出した伸び率は5.1%となった。
 3年前に起きた一連の「水素バッシング」の報道により、販売は一時低迷したものの、国内の水素関連製品の販売は回復基調にある。海外での日本製品に対する信頼を追い風に、NBを中心に全般的に好調さが目立っている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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