ポーラ/新規医薬部外品5月発売/「メラニンの防御を必要としない肌に」

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山口裕絵執行役員

山口裕絵執行役員

 ポーラは2月1日、新しい美白有効成分を含んだ医薬部外品を、5月に発売すると発表した。同社は昨年末に、厚労省から、新規美白有効成分を含んだ医薬部外品について承認を得ていた。ポーラの美白化粧品ブランド「ホワイトショット」から、ミルクとローションの2品目を展開するとしている。
 新規美白有効成分「MKS—518」の美白のメカニズムは、これまで承認された美白有効成分とは異なるメカニズムを持つという。
 メラノサイトに作用しメラニンの生成を抑制するメカニズムを持つ美白成分が、市場には多く流通しているが、新規成分は、「表皮細胞を最大化して、メラニンによる紫外線の防御を必要としない肌にする」(商品企画部山口裕絵執行役員)というメカニズムで美白作用を発揮するのだという。表皮細胞を強化することが、表皮から真皮へのメラニン生成の指令を軽減することにつながるのだとしている。
 ポーラの18年12月期の「ホワイトショット」ブランドの売り上げは、3年前の15年12月期と比較すると50%増加しているという。同ブランドで新規医薬部外品を展開することにより、美白市場でのさらなるシェア拡大を図る狙いがある。

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