日天/19年3月期売上高40億か/蓄電池販売に注力し奏功

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 リフォームや太陽光発電のテレアポや訪問販売を行う日天(本社神奈川県、高瀬和明社長)は、19年3月期の売上高が前期比約8.1%増の40億円になる見通しであることを明らかにした。力を入れている蓄電池の販売が好調だという。19年3月期の蓄電池の販売台数は300台で着地予定だという。
 蓄電池の営業は主に、太陽光パネルを設置した既存顧客に対して行っている。同社では、太陽光パネルを設置した既存顧客に対して、定期点検を実施している。継続的な取り組みの中で得た顧客からの信頼感が、蓄電池の購入につながるケースもあるという。
 同社はこれまで、フォーアールエナジー(本社神奈川県、牧野英治社長)が提供している「エネハンド蓄電池」以外の蓄電池は扱っていなかった。「販売する商品が少ないとか、商品が高いとか、そんなことで売れないわけではない。売れる商品だと認識するために自らが勉強し、その知識を基に顧客への商品説明を行っている。顧客に蓄電池を買わないことの方が損だと思わせるくらいの営業にならないといけない」(高瀬和明社長)と話している。19年からは、他社メーカーの蓄電池の取り扱いを始める予定だというが、同社としての基本的な営業の考え方は変わらないという。


■定期的な飛込営業
 同社では、既存顧客がいることのありがたみを営業マンに感じてもらうための施策として、飛び込み営業を定期的に実施させている。「新人であろうと中途入社であろうと関係なく、定期的に実施している」(同)と話している。19年1月時点で、9人の営業マンが在籍しているという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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