日本和装ホールディングス/第3四半期は10%増/営業利益は6割増に

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 日本和装ホールディングスの18年1—9月期(第3四半期)連結業績における売上高は前年同期比10・1%増の41億9400万円だった。
 春の新規顧客向け教室で生徒の継続率が上がっていることから、販売会を計画より多く開催し、売り上げも堅調に推移した。
 着付け教室の卒業生(既存顧客)向けの大型展示会であるきものの着姿コンテスト「きものブリリアンツ全国大会」(8月7日〜8日の2日間実施)を当期にリニューアル、会場作りや演出などに注力したことから、売り上げが前年を上回った。
 卒業生を対象にした企画教室「らくらく帯結び5(ファイブ)」は、きものも長襦袢も不要で、帯の種類に合わせ、数通りの結び方を集中的にレッスンするというユニークさが受け入れられ、付随する呉服販売会における売り上げも堅調だった。
 販管費は同3・7%増の31億5400万円だった。コストバランスを重視し、徹底した管理を行うことで、販売促進費の上昇を抑制できたことも利益増加につなげた。  その結果、営業利益は同59・9%増の5億6600万円、経常利益は同64・5%増の5億1600万円、純利益は同95・5%増の3億3100万円と大幅な増益となった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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