日本トリム 18年4—9月期/整水器売上2割増/通期売上予想を154億円に上方修正

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 日本トリムの18年4—9月期(第2四半期)の売上高は前期比13.8%増の79億円だった。営業利益は同37.3%増の13億7500万円。職域販売や紹介販売といった直接販売の売り上げが大きく向上し、国内の整水器の売上高は同19.4%増の43億500万円となった。業績好調を受け、19年3月期の通期業績予想も、153億4000万円から154億3000万円に上方修正した。
 職域販売を行うDS事業部の売上高は、同21.6%増の24億1200万円、紹介販売を行うHS事業部は同16.5%増の9億8900万円、店頭催事販売のSS事業部は、同46.8%増の3億5200万円だった。
 整水器の販売については、18年3月期に引き続き、「健康経営」を標榜する企業に対して、企業の営業所ごとに整水器をまとめて導入するように促す販売方法が奏功。BtoBの展開からBtoCの販売につなげる営業方法に注力しているとしている。営業マンの販売力強化のための教育も成果が出たとしている。
 同社が販売効率の指標としている「セミナー1回当たりの月次の販売台数」についても伸びている。18年6月度は前年同月比11%増の3.0台となった。17年6月は、水素水に対するネガティブキャンペーンの影響が色濃くあったという。
 18年10月からは、職域販売において、新規獲得のための新たな取り組みをスタートさせた。これまで職域販売の商品のデモンストレーションを行ってこなかった大手企業の営業先を代理店に探してもらい、アプローチをする戦略だという。「新たな営業戦略は、まだ始めたばかりだが、今後高い効果が見込めると考えている」(森澤紳勝社長)としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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