アイビー化粧品/一昨年の売れ残りが影響/19年3月期の業績予想を12億円下方修正

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 スキンケア化粧品を販売するアイビー化粧品は9月27日、19年3月期の業績予想を下方修正した。修正後の売上高予想は45億円。期初には57億円と予想していた。主力美容液「レッドパワーセラム」の販売が伸び悩んだ。同商品の18年4—9月期(第2四半期)の販社への出荷数量は、期初予想の2割に満たなかったとしている。
 同社では毎年、商品の販社への出荷が9月と3月に集中する傾向がある。特に「レッドパワーセラム」については、9月を販売強化月間と位置づけていた。16年9月に発売した同商品の、17年3月期の出荷本数は65万8000本、18年3月期は32万5000本だった。
 同社では、19年3月期中の同商品の出荷本数として、40万本を目標に掲げていた。ただ、強化月間に当たる18年9月に出荷された同商品の本数が、予定数量の2割に満たない見通しとなったという。受注が伸び悩む理由として同社では、「17年3月期と18年3月期に出荷した同商品の販社での実売が伸び悩んでいる」(中山聖仁常務取締役)ことを挙げている。
 同社では期初において、18年4—9月期(第2四半期)の売り上げの75%を同商品が占めると見込んでいた。第2四半期において大きな売り上げを立てられない見通しとなったことから、通期業績予想を下方修正したという。

(続きは、「日本流通産業新聞」10月18日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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