ナリス化粧品/たるみのメカニズム解明/たるみの抑制成分も発見

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 化粧品訪販のナリス化粧品(本社大阪府、村岡弘義社長)は、たるみのある部位ほど皮膚表層の角層細胞が拡大することを発見したと発表した。皮膚表層拡大のメカニズムも確認。しそ科の多年草「クミスクチン」に皮膚細胞の拡大を抑える効果があることも発見したという。
 たるみの原因とされる「皮下脂肪の増加」や「真皮の衰え」は、皮膚の表面の形状変化を伴って起こるのだとしている。深刻なたるみのある部位ほど、細胞拡大の割合がたるみのない部位よりも大きくなっていることを発見したとしている。
 同社では、「クミスクチン」に、重力による細胞拡大を抑制する効果があることも発見したという。クミスクチンが肌のコルセットの役割を果たし、深刻なたるみのある部位の細胞拡大を抑制するのだとしている。
 同社は、今回の研究について、9月18〜21日にドイツで開催された「IFSCC(国際化粧品技術者会連盟)2018」の本大会で発表した。今後、スキンケアの分野で、「クミスクチン」を取り入れた商品の開発を行っていく考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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