ワタミ、製造工場を売却/売却額は9.4億円

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 ワタミは8月15日、総菜や弁当を製造する埼玉県内の製造工場を売却すると発表した。売却先は、水産加工を手掛けるSTIホールディングスで、売却額は9億4000万円。
 10月1日付で、「ワタミ手づくり厨房白岡センター」を会社分割し、STIホールディングスの100%子会社の新東京デリカが引き継ぐ。
 売却を契機に、グループの持つ外食事業や宅食事業で培ってきた食の生産加工のノウハウ、他のセンターのサプライチェーンシステムとSTIグループのもつ水産原材料からの独自な製造ノウハウや三温度帯製造の特徴で両グループの強みの融合を目指す。戦略的施策の実現を企図した協業をしていくことも視野に入れる。

◾️ワタミ/第1四半期、横ばいに
 ワタミの18年4—6月期(第1四半期)における宅食事業の売上高は、前年同期比1・0%減の93億600万円、営業利益は同30・6%減の3億100万円だった。
 6月末の1日あたりの調理済み弁当の食数が前年同時期比7000食増の23万4000食と増えたものの、1食あたりの単価の減少と広告宣伝費の積極的な投下により、減収減益になった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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