ダスキン 18年4—6月期/家庭訪販事業は4.9%減/訪販営業利益は7.4%増に

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 ダスキンの18年4—6月期(第1四半期)における訪販グループの売上高は、前期比0.8%減の279億5000万円だった。家庭訪販事業は、家庭用モップのレンタルが不振だったため同4.9%減収となった。
 家庭向けダストコントロール商品は、55周年キャンペーンとして展開する商品の4週間無料体験を通じて新規顧客獲得に注力し、事業を横断した割引クーポンチラシを配布するなどで増収を目指した。
 主力の家庭向けダストコントロール商品は、「おそうじベーシック3」(構成はフロアモップの「LaLa」、ハンディモップ「shushu」、「スタイルクリーナー」のセット商品)が同3.4%増と好調に推移。昨年は好調だった「ロボットクリーナーSiRo」や台所用スポンジなどの売り上げは減少した。
 「床用モップ」は同3.9%減の27億400万円、「ハンディモップ」は同3.9%減の9億7800万円と不振だった。
 役務サービスでは、「エアコンクリーニング」が同13.7%増だったものの、「家庭用空気清浄機」が同15.6%減、「家庭用フィルター」が同3.5%減だった。
 役務提供サービスの売り上げは好調に推移した。サービス提供体制の強化の一環として、加盟店を増やすことに注力したため、順調に加盟店が増えた。
 化粧品や健康食品を販売する「ヘルス&ビューティ(H&B)事業」の売上高は同14.5%減だった。
 営業利益は、減収に伴う粗利の減少があったものの、レンタル製品の投入減による売上原価の減少や、販促費、退職給付費用の減少などにより同7.4%増の35億8100万円だった。
 連結業績における売上高は同2.0%減の394億100万円、営業利益は同28.9%増の23億1500万円、経常利益は同23%増の28億1900万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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