さが美グループホールディングスは19年2月期の経営方針として、店舗を主軸に、展示会販売などの企画を組み合わせることで、新規顧客の獲得を目指す。7月4日に横浜市内で開催した「さが美グループ会」で西脇秀雄社長が明らかにした。さが美グループ会には、6月22日付で親会社となった通販大手ベルーナの安野清社長が出席。「着物市場でダントツのナンバーワンを目指す」との目標を掲げた。
ベルーナの安野社長は、ベルーナが手掛ける通販事業や呉服販売の100%子会社「BANKANわものや」の店舗事業などについて説明。EC事業やナース用品のカタログ販売に注力していることなどを説明した。
安野社長は「これまでM&Aを何度も実施してきたが失敗してきたことはない。相手の持ち味を生かすことが重要で、人材や取引先を活用し、製品力をいかに高めていくかが重要だ」と話した。
また、「ベテラン社員が多いさが美が持つ、着物に関する知識をはじめとする経営資源を積極的に吸収したい。お互いの持ち味を組み合わせて成長スピードを早めることで、着物市場の再活性化を目指していきたい」と話した。
さが美の19年2月期の経営方針は、さが美グループホールディングスの西脇秀雄社長が発表。「店舗を中心とした安定した収益基盤の確立」を掲げた。経費構造を見直すほか、ベテラン社員を中心とした働き方改革を進める。
(続きは、「日本流通産業新聞」7月5日号で)
さが美グループホールディングス/19年2月期、経営方針を発表/ベルーナ安野社長「業界ナンバーワンを目指す」
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