シニアライフクリエイト 18年2月期/FC合計売上高は142億円/FC加盟店は341社に増加

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 ファミリーマートの子会社で、「宅配クック ワン・ツゥ・スリー」をフランチャイズ(FC)展開するシニアライフクリエイト(本社東京都、高橋洋社長)の18年2月期におけるFC合計売上高は、前期比10%増の142億4000万円だった。 
 配送の空白地域を減らすため、加盟店を増やす取り組みに注力。FC支援では、遠い地域まで配送する際に、人件費やガソリン代などを半年間にわたって本社が負担する仕組みを継続。空白地域をなくすことで顧客獲得を進めた。その成果として、既存の加盟店に加えて、2〜3年以内に開業したFC店舗の売り上げが順調に伸びた。
 加盟店は前期に比べ10社多い341店に増えた。高齢者1万5000人が住む地域を基準とする「契約配送エリア」は41エリア増の1073エリアとなった。新規加盟店は、地域密着のドラッグストアなど異業種で、顧客との接点を増やすことを目的に加盟する企業が増えた。
 年間累計の販売食数は前期比10.5%増の2626万食。FC加盟店が増えたことで、食数は順調に伸びた。
 新規顧客の開拓では、ケアマネジャーからの紹介を得ることを主軸に、勉強会や試食会などを開催。また、地域のシニアを集めたコミュニティーサロンなどで、試食会やちぎり絵の体験などを行い顧客接点を広げた。また、資料請求サイトや通販サイトからの流入も出てきているという。
 販売員による訪問営業の際の営業ツール(コンテンツ)として、口腔運動「ワンツースリー体操」を継続。顧客から3分間だけ依頼されたことを行う「3分間サービス」など、顧客とのコミュニケーションを深めて、継続利用につなげる。
 19年2月期におけるFC加盟店数は前期比20店増の361社、FC合計売上高は前期比10%増の156億6400万円を見込んでいる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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