ナガセビューティケァ/製販一体体制を強化/本社社屋を1フロアに集中

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 化粧品訪販のナガセビューティケァ(本社東京都、吉野公啓社長)は4月1日、本社の社屋をこれまでの東京・日本橋小舟町から、同じく日本橋室町の長瀬産業の本社屋内に移転した。17年4月から進めている「生産と販売の一体化」の一環。すべての部門を1フロアに集中させることで、各部門の情報共有を進める。
 ナガセビューティケァでは17年4月、これまで同社に商品を供給していた、長瀬産業のビューティケァ事業部を、吸収合併した。社内のリソースを集中させ、製販一体の展開を可能にするという。
 ナガセビューティケァの本社ではこれまで、販売員や代理店を統括する営業部や、商品開発を行う商品企画部の位置するフロアが分かれていた。そのことが、情報共有の妨げになっていたという。4月1日の社屋移転も、情報共有を円滑にする施策だ。
 「販売員や顧客の声を、早い段階でモノ作りやコト作りに反映させていきたい。すぐに結果を出すのは難しいが、20年3月期には結果が出るようにするという意識を社内で共有している」(広報)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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