ロコンドは3月26日、ラオックスと共同でニッセンホールディングスからギフト用品卸大手のシャディの全株式を取得すると発表した。子会社のL Capital TOKYOがシャディの全株式を20億円で取得する。シャディがグループに入ることで、ECモール事業においてシナジー効果を発揮できると期待する。
L Capital TOKYOは4月27日、ラオックスを引受先とする第三者割当増資を実施。19億6760万円を調達し、同日実施するシャディの株式取得に充当する。L Capital TOKYOの株式の60%をラオックスが保有し、40%をロコンドが保有する。
シャディがグループ入りした後は、ロコンドのITや物流のインフラを活用し、売り上げ拡大を図る。
ロコンドはアライアンス戦略により、ECモールを拡大していく戦略を採っている。多数の取引先を持つシャディがグループ入りすることでECモールの取扱品目を拡大できるとみている。
ラオックスは訪日観光客向けの実店舗展開や越境ECでの販売に注力している。シャディの商品ラインアップを海外顧客向けの販売強化に活用したい考えだ。
ロコンド/シャディを買収/ラオックスと共同で実施
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。